【千葉県浦安市】猫 及び 猫の飼育に関する事
猫の飼い主の皆さんへ
市には、市民の方から猫の飼い方による苦情が多く寄せられます。
猫に対する苦情として多いのは、ふん尿に関すること、物を壊したり車に傷をつけたりする、ごみを散らかす、野良猫が多い、などの苦情です。
その中でも、放し飼いによるふん尿についてや、庭を荒らされるなどというものは、飼い主の努力によって改善できます。
隣人は、猫がたとえ嫌いであっても、近所付き合いもあり、なかなか苦情を伝えることができません。
飼い主は他人のことにも気を遣い、マナーを守ってきちんと飼いましょう。
猫の飼い主に守ってほしい3カ条
猫の多くは首輪もなく、野良猫なのか飼い猫なのか判断できない場合が多々あります。不幸にも事故に遭い、死亡してしまう飼い猫もいます。首輪には連絡先を記入するなど、飼い主が分かるようにしてください。
また、隣家の庭などを荒らすなどの損害を与えた場合は、飼い主が責任を持って対処してください。ふん尿は自宅の決まった場所でするようにしつけ、他人に迷惑をかけないようにしましょう。
猫は放し飼いが当然といった風潮がありますが、放し飼いをしたことで、近所迷惑となることがありますので、苦情が出る前に以下のことを守ってください。
室内で飼いましょう
猫は室内で飼い、交通事故、争いによるけが、感染症などの危険から守りましょう。ふん尿や、ごみを荒らす、鳴き声がうるさいといった、猫による周囲の人への被害をなくすことは飼い主の責務です。猫を自由に放して周辺に迷惑をかけることは、猫にとっても不幸なことになります。
「千葉県動物の愛護および管理に関する条例」で、飼い猫の室内飼育について以下のように規定されました。
(猫の所有者の遵守事項)
第十三条 猫の所有者又は占有者は、その猫の健康および安全を保持し、並びに周辺の生活環境の保全上の支障を生じさせないようにするため、その猫を屋内で飼育し、又は保管するように努めなければならない。
首輪や迷子札、マイクロチップをつけましょう
飼い猫だと分かるように、しっかりと所有明示(身元表示)をしましょう。たとえ室内飼いであっても、開いた窓やドアからの脱走や突然の災害などで驚いて逃げてしまうことも考えられます。最近では、マイクロチップによる身元の表示方法も普及してきています。迷子札などのように落下したり破損したりする心配がなく、装着も簡単に行うことができます。装着については、動物病院にご相談ください。
不妊・去勢手術をして飼いましょう
「手術をするのはかわいそう」などの理由で不妊・去勢手術をしないでいると、飼い主の知らない間に子猫が生まれることがあります。1頭のメス猫から子猫が産まれ、1年後には合計20頭以上に増えることもあります。世話をしきれなくなること(多頭飼育崩壊)は社会問題にもなっています。責任をもって世話できる頭数なのかよく考えましょう。また、不妊・去勢手術は、病気の予防やストレスの軽減のほか、オス同士の争いやマーキング行為の減少にもなります。


猫は屋内で飼いましょう
飼い主の方へ
飼い主は、猫と社会に対して責任があります
飼い主は、猫の性質を理解した上で、家族の一員として最後まで面倒を見る責任があります。また、飼っている猫が近隣にふん尿などの迷惑をかけないように、猫の行動についての社会に対する責任があります。
屋内飼育の勧め
猫にとって、外は危険がいっぱいですが、屋内飼育で防ぐことができます。
屋内飼育のメリット
迷惑の防止
庭やごみ荒らし・ふん尿・鳴き声など近所への迷惑が防げます。
事故の防止
交通事故や感染症、猫同士のけんか、迷子などを防止できます。
繁殖の防止
屋外飼育では、知らない間に妊娠していることがあります。
屋内飼育の留意点
- 食事・トイレ・遊び・休憩などの場所を提供しましょう
- 排泄のしつけをしましょう
- 立体的な運動ができる構造などを用意して、ストレスを解消しましょう
- 窓、ドアの開閉に注意し、猫が逃げ出さないようにしましょう
- 口にすると危険なものを片付けましょう(電気コード、観葉植物など)
猫に快適な室内環境
猫にとって快適なトイレ環境
- トイレの数「猫の頭数+1」
- 大き目のトイレを選ぶ
- 好きな砂の種類を使う
- 清潔に保つ
外を眺める場所
窓の外を見るという刺激が与えられ、「退屈」を感じにくくなります。
くつろげる場所
柔らかな布の上、暖かな場所を好みます。
隠れ場所
猫は本来臆病な動物です。驚いたときに猫が逃げ込めるスペースを用意しましょう。
動き回れる空間
上下運動や動き回れる空間があると、猫は自分でエネルギーを発散できるため、問題行動の予防になります。
爪とぎ
猫は爪研ぎの修正があります。家具や柱などで爪を研がないように、専用のものを用意しましょう。
ケージ
子猫のうちから習慣づけておきましょう。災害時や入院時にも役立ちます。
飼い主とのコミュニケーション
子猫の時から屋内飼育をするようにしましょう。屋外飼育をしていた成猫でも、根気よくしつければ屋内飼育猫になることができます。
また、屋内飼育されている猫の場合はほかの社会や動物との接点がないので、その分飼い主が毎日コミュニケーションを図り、かまってあげる必要があります。話しかけたり、なでたり、おもちゃを使って遊んだりする時間を作りましょう。


犬・猫のマイクロチップの装着・登録制度
マイクロチップ登録制度の概要
令和4年6月1日から、ブリーダーやペットショップなどで販売される犬や猫へのマイクロチップの装着が義務付けられました。このため、令和4年6月1日以降、ブリーダーやペットショップなどで購入した犬や猫にはマイクロチップが装着されており、飼い主は、マイクロチップに飼い主情報を登録する必要があります。
マイクロチップを装着することで、ペットが事故にあったり災害が起こったりした時に、飼い主の元へ帰ってくる確率が高まります。また、無責任な遺棄を防止することにもつながります。 ペットを飼う場合は、飼い主としての責任を果たし、近隣に迷惑をかけないよう、終生飼養に努めましょう。
また、マイクロチップが装着されていない犬や猫に、新たに動物病院などでマイクロチップを装着した場合や、既にマイクロチップが装着されている犬や猫を譲り受けた場合には、マイクロチップに飼い主情報を変更登録する必要があります。
以前から犬や猫を飼っている場合はマイクロチップの装着は努力義務となります。
新たに取得した(生まれた)犬、猫にマイクロチップを装着すること
犬猫など販売業者(義務)
犬、猫が生後91日以上の場合
取得した日から30日以内、または、販売(譲り渡し)の日までのうち、いずれか早い方の日までに装着します。
犬、猫が生後90日以内の場合
販売(譲り渡し)の日までに装着します。
犬猫など販売事業者以外の犬または猫の所有者(努力義務)
所有する犬、猫にマイクロチップを装着するよう努めてください。
マイクロチップを装着するにあたり、定められた事項
装着できる者
獣医師、獣医師の指示を受けた愛玩動物看護師(愛玩動物看護師法に基づく国家資格取得者)
認められるマイクロチップ
国際標準化機構(ISO)規格第11784号、第11785号に適合するもの
装着を行った獣医師から、マイクロチップの登録を受ける際に必要な「マイクロチップ装着証明書」が発行されます。
マイクロチップを装着したら登録すること(義務)
マイクロチップを装着したら、30日以内、または販売(譲り渡し)の日までのうちいずれか早い方の日までに環境大臣の登録を受けます。
登録などの方法
指定登録機関である公益社団法人日本獣医師会にオンラインまたは郵送にて申請します。
令和4年6月1日以降、マイクロチップ装着済みの飼い犬を、次のリンク先のウェブサイトで登録した場合、市への新規登録は不要となります。
今回の法律改正にかかる本制度は、従来から民間事業として実施されているマイクロチップ登録制度(AIPOなど)とは異なりますので、ご注意ください。
マイクロチップの登録を受けた犬、猫の購入(譲り受け)や販売(譲り渡し)(義務)
購入(譲り受け)の場合
30日以内に所有者情報の変更登録を行い、新たな「登録証明書」を受け取ります。
令和4年6月1日より前に購入(譲り受け)した際は、販売者(譲渡者)が「登録証明書」を購入者(譲渡先)へ渡すことが義務付けられていなかったため、「登録証明書」を受け取っていない場合は、販売者(譲渡者)へ直接お問い合わせください。
販売(譲り渡し)の場合
その犬、猫に装着されているマイクロチップの「登録証明書」を購入者(譲渡先)に渡し、所有者情報の変更登録を行う義務があることを伝えます。
各種届け出(義務)
住所や電話番号、Eメールアドレスなど、登録内容に変更があった場合は、変更日から30日以内に届け出てください。
犬や猫が死亡した場合にも届け出が必要です。(手数料無料)


環境衛生課
〒279-8501 千葉県浦安市猫実一丁目1番1号(市役所6階)
電話:047-712-6495

( 浦安市役所公式ホームページより引用 )

