水戸市猫の飼育販売

【茨城県水戸市】猫 及び 猫の飼育に関する事

 

 

水戸市動物愛護センター


猫は屋内で飼いましょう

水戸市では、令和2年4月から水戸市動物愛護及び管理に関する条例により、猫の屋内飼養が義務付けられています。


猫を飼っている方にとって、猫は大切な家族であることと思います。愛猫が安心して安全に生活し、近所の人に迷惑を掛けないように、室内飼いをしましょう。

やむを得ず屋外飼養する場合は、猫が増えないよう不妊去勢手術と飼い主が分かるようにマイクロチップ首輪(名札)をつけましょう。


 

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飼い主の心構え

1. これから犬や猫を飼いはじめる方へ

近年犬や猫は、一方的に愛情を注いだり、姿やしぐさを楽しむだけでの存在ではなく、ともに暮らし、時には心を通い合わせる人生のパートナーとなってきています。


その一方で、間違った飼い方をしたために、動物の存在が飼い主や周囲の人達へのストレスやトラブルの元となったり、アレルギーなど様々な病気の原因になる事例も発生しています。


犬や猫を飼うことは、その一生について責任をもって面倒を見ることです。犬や猫は人間と同じように命ある存在です。世話は休みなく続きます。意志と感情を持ち、必ずしも飼い主の思い通りになりません。しかも、犬や猫の起こしたトラブルは、全て飼い主の責任です。


犬や猫を飼うのに愛情はもちろん必要ですが、「かわいい」という気持ちだけでは生き物は飼えません。生態や習性を理解し、自分が最後まで責任を持って飼えるのか、飼い始める前によく考える必要があります。


以下に、飼う前に考えるポイントを掲げます。



① あなたの住まいは犬や猫を飼える住居ですか?


転居や転勤の予定はありませんか?あなたの住まいが犬や猫を飼える住居であることは、必要不可欠です。

集合住宅の多くはペット飼育が禁止されています。最近はペット飼育可のマンションなども増えてきていますが、その場合でも、規約で飼える動物の種類、大きさ、頭数などが定められていることがほとんどです。


様々な住民がいる集合住宅は、飼い主のマナーと社会性が厳しく問われます。

「こっそり飼ってしまおう」、「みんなが飼っているから」などと自分勝手にルールを無視したり、近隣に迷惑をかけたりすることは慎んでください。


借家や社宅などの場合は、所有者の許可が必要です。

持ち家の場合でも、広さや家屋の状態に合わせて犬や猫の種類や数を考えなくてはなりません。今の住居が犬や猫を飼える環境だとしても、転居や転勤の予定があるなら慎重な判断が必要です。


 

 


② あなたの飼いたい犬や猫はあなたのライフスタイルに合っていますか?


あなたはどんなライフスタイルを持ち、どんな目的で犬や猫を飼うのでしょうか。

一緒にキャンプに出かけたりアウトドアを楽しみたい人には、陽気な大型犬が素敵なパートナーになるかもしれませんし、家の中で愛らしい仕草を眺めたりふれあいを楽しみたい人には、小型犬や猫がいいかもしれません。

人が時間をかけて目的別の品種を作り出してきた犬や猫では、生態や必要な世話が品種によっても大きく違ってきます。見た目やイメージに惑わされることなく、品種の特性をよく理解して、自分のライフスタイルと目的に合っているか、冷静に判断してください。



③ あなたの家族は全員犬や猫を飼うことに賛成していますか?


犬や猫を飼うのに、家族の理解と協力は不可欠です。あなたが突然の病気やアクシデントに見舞われたときも、家族の協力があれば乗り越えることができます。また、犬は群れで生活する習性をもつので、家族を自分の群れのメンバーと考えています。


家族の誰かが自分を嫌ったり無関心でいたりすることは大きなストレスになり、問題行動の原因となることもあります。犬や猫を飼うには、家族の全員が飼うことに同意している必要があります。

 


④ 動物に対するアレルギーを持っている人は家族にいませんか?


犬や猫を飼い始めたら、喘息や皮膚の湿疹など、家族にアレルギー症状がでたというケースがあります。

家族にアレルギー体質の人がいる場合は、動物の毛やふけ、排泄物などにアレルギー反応を起こす可能性があるので、飼う前に医師に相談するなど慎重な判断が必要です。



⑤ 毎日欠かさず世話に時間と手間がかけられますか?


犬や猫は生きていくための全てをあなたに依存しています。しなくてはならない世話はたくさんあり、これらをこなす時間が必要になります。


子供にせがまれてという場合は、犬や猫が成長しても子供に世話ができるかどうか、また子供の進学、就職、転居などで、結局は保護者が世話をすることになるケースが多々ありますから、保護者自身が犬や猫の世話をし、必要なしつけをするつもりがないのであれば、飼うことは控えるべきでしょう。

 



⑥ あなたの体力で世話ができますか?


犬や猫の世話には体力も必要です。犬では、品種によって毎日の必要な運動量が異なります。

二人暮らしの熟年夫婦が、新しい家族として犬や猫を飼うような場合は、自分たちが歳を重ね、犬や猫も老いたときの世話や介護のことも考えて、種類や大きさを選んでください。



⑦ 近隣に迷惑をかけないように配慮できますか?


犬や猫の鳴き声、臭い、ふんの放置は、多くの地域で近隣トラブルの元となっています。

近隣に迷惑をかけないために、ふんの始末はもちろん、適切なしつけや防音対策などもしなくてはなりません。

 

2. 飼い主の責任

(1) 犬や猫の安全の確保

飼っている犬や猫の安全を守るのは飼い主の責任です。1年間に全国で6万頭以上の犬が路上を徘徊していたり、迷い込んできたりして保護(抑留)されています。

また、自治体には迷子になった犬を探す飼い主からの問い合わせが数多く寄せられています。犬が迷子になる原因のほとんどは、飼い主の不注意やアクシデントです。

放し飼いの猫は、交通事故などの危険に常にさらされているだけでなく、感染症などの病気で動けなくなることも多くあります。去勢措置をしていないオス猫は、他のオス猫とのケンカで大けがを負って動けなくなったり、ケンカに負けてその地域を追い出され、家に帰れなくなることがあります。

 

① 放し飼いをしない


動物愛護管理法や都道府県などの条例に基づき犬の放し飼いは原則禁止されています。

外出の際には犬は必ずリードをつけましょう。散歩中や外出先では、どんなアクシデントに遭うかわかりません。ノーリード(リードをつけない、またはリードを外した状態)の結果、迷子にさせてしまうのは飼い主の責任です。万一の場合に備えて「オイデ」など呼び戻しができるようにしつけをしておくことも重要です。


猫は屋内で飼うようにしましょう。環境を整えれば、猫は屋内だけで心身ともに健康に過ごすことができます。

 

② 迷子にしないために


ほとんどの動物は大きな音が苦手です。雷や花火などでパニックになって外に飛び出さないように、対策をとりましょう。屋内や庭で飼っている犬や猫がドアや門の隙間などから脱走しないように、戸締りにも注意しましょう。


また、首輪が弛んですっぽり抜けてしまったり、鎖やリードが古くなって切れた例も多くあります。首輪などは定期的に点検しましょう。ケージ内で飼う場合は、ケージの開閉時に飛び出したり、ケージの不具合箇所から脱走したりしないように取り扱いや保守点検に留意しましょう。


迷子や徘徊で保護された犬や、ケガを負って保護された猫も、飼い主が法律を守って鑑札迷子札、マイクロチップをつけていればその多くは殺処分されることなく家に帰れたはずです。また、大地震などの災害発生時に飼い主とはぐれても、所有明示があれば見つけ出せる可能性が高くなります。



 

 

 鑑札、狂犬病予防注射済票


狂犬病予防法により、犬を飼い始めたら登録と狂犬病予防注射をし、鑑札と注射済票を装着することが飼い主に義務付けられています。鑑札と注射済票には固有の番号が刻印してあり、登録された飼い主がわかるようになっています。


ご相談は、市区町村の窓口へお願いします。



 迷子札
飼い主の氏名、電話番号などの連絡先を記した首輪や名札、マイクロチップなどを装着するようにしましょう。



 マイクロチップ
動物の個体識別を可能にする電子標識器具です。専用のインジェクター(挿入器)で犬や猫の皮下に埋め込んで使用します。

埋め込みは通常の皮下注射と同様で、獣医師が行います。世界共通の15桁の数字が記録されており、読取器で番号を読み取り、個体識別が可能になります。一度装着すれば、生涯脱落することのない、確実性の最も高い方法です。

 


③ 不妊去勢手術


繁殖にかかわる事柄は、犬や猫が迷子になる大きな原因のひとつです。

猫は全国の自治体で毎年約20万頭が収容されており、その多くが殺処分されています。

殺処分される猫のほとんどは、繁殖制限をされていなかったために生まれた子猫です。発情したメス犬やメス猫の臭いは、オス犬やオス猫を交尾行動に駆り立てます。


猫は普通年に2~3回発情し、メスとの交尾をめぐり、オス同士のケンカが起こります。メス犬やメス猫も発情期は落ち着きをなくします。いつもはおとなしい室内飼いの猫が、突然家を飛び出すこともあります。



自由に繁殖できる状況では、あっという間に数が増えてしまいます。

しかし、動物を飼う空間や、世話をする人手や時間、経済的条件は限られています。


次々と生まれてくる動物を全て飼うのも、責任ある新しい飼い主を探すのも限界があります。

不妊去勢手術は、なるべく早期に実施することが有効です。最初の発情の前に行えば、一生涯繁殖に関するストレスから解放し、安定した生活をおくらせることができます。

 

※健康面でのメリット


動物の病気やケガには、繁殖行動や性ホルモンに関係しているものが多くあります。


不妊去勢手術により多くの病気のリスクが軽減され、より健康に長生きすることができます。メスでは不妊手術により、発情・妊娠・出産による肉体的負担や、交尾でうつる病気、生殖器の病気、性ホルモンの影響による病気のリスクが尐なくなります。


オスでは、去勢手術により性ホルモンによる攻撃性や支配性を抑えたり、精巣の病気や交尾でうつる病気、性ホルモンの影響による病気のリスクが尐なくなります。

 

※行動面でのメリット


不妊去勢手術により一般におだやかな性格になります。特にオスでは、ほかのオスや人に対する攻撃や、マーキングが尐なくなり、ケンカでケガを負ったりすることも尐なくなります。

 

 

 

 

水戸市役所公式ホームページより引用 )