【埼玉県伊奈町】猫 及び 猫の飼育に関する事
終生飼養について
猫を飼い始めたら生涯飼うことが飼い主の義務です。愛情と責任を持って最後まで飼いましょう。
室内飼い
・猫は室内でも安心して暮らしていけます。逆に屋外で飼育することで交通事故や他の猫とのケンカ、病気の感染など猫に多大なリスクがともなうこととなります。室内飼いの際は下記のような点に気をつけてあげましょう。
・隠れることができる場所 ・上下運動ができる場所 ・外を眺められる場所(窓など) ・くつろげる場所 ・脱走防止
しつけについて
トイレ
・ 猫は、しつければ、決まった所で用を足します。近所の庭などで用を足し、トラブルの原因にならないように、自宅の室内にトイレを用意しましょう。
爪研ぎ
・猫は爪を研いで古い爪をはがし、新しい爪を再生させます。猫用の爪研ぎなどを用意してそこで爪研ぎをするように教えてあげましょう。爪研ぎする場所がないと壁や柱などで爪を研いでしまいます。
不妊手術(避妊手術・去勢手術)
・猫は一度に4~6匹子どもを産みます。また、年に2~3回出産することがあります。将来的に生まれたすべての猫に適切な飼育環境を与えることができないなら、オス・メスに限らず不妊手術を行いましょう。
・傷つけたり、捨てたり、殺したりしては絶対にいけません。罰則があります。
猫への対応について
・猫が庭や花壇・畑に入り込み、フンや尿をするのは、周辺のどの場所よりもその猫にとって快適な場所だからということが考えられます。下記の対策を参考にいろいろな方法を試してみましょう。
ペットの多頭飼育について
人の心を癒し、安らぎを与えてくれるペットたち。近年、家族の一員として飼育している人も多い犬や猫たちですが、その弊害として、増えすぎたペットによって飼い主自身の生活がままならなくなったり、近隣に迷惑をかけてしまう、多頭飼育のトラブル、いわゆる「多頭飼育崩壊」が社会問題となっています。
多頭飼育崩壊とは
多頭飼育崩壊とは、無秩序な飼い方などにより飼い主が世話をできる以上にペットが増えてしまい、ついには世話ができなくなり破たんした状態のことを言います。
こうした状況になると、
- 糞尿が放置され、悪臭や害虫が発生し、飼い主の生活環境が悪化
- 飼育動物に栄養不良が起こり、感染症が蔓延するなど、動物の状態が悪化
- 悪臭や騒音、害虫の発生など、周辺の生活環境が悪化
などの状況が生じ、飼い主の方のみならず近隣の方々へも多大な影響を与える可能性があります。
また、給餌をはじめとする世話を十分にできなかったり、異常繁殖となってしまうことは、動物愛護法で規定する虐待に該当する可能性もあります。
多頭飼育崩壊を防ぐために
多頭飼育崩壊は、飼っているペットが繁殖するなどして、飼育頭数が増えることで起こります。
メス猫は、生後4〜12か月で子猫を産めるようになり、年に2〜4回出産し、1回に4〜8頭の子猫を産みます。
メス犬は、生後6〜9か月で子犬を産めるようになり、年に約2回出産し、1回に5〜10頭の子犬を産みます。
避妊去勢手術は生殖器系の病気や生殖本能によるストレスがなくなり、寿命が長くなります。繁殖を希望しない場合は避妊去勢手術を行いましょう。
あなたの身の周りで悩んでいる方はいませんか?
両親や親せき、近所の知り合いなど、あなたの周りで次のような問題を抱え、悩んでいる方はいませんか。
- オス・メス飼っている、または性別不明の複数飼い
- 避妊去勢手術をしていない、またはわかっていない
- ここ半年で数が増えた、または子猫が生まれている
- 野良猫に餌をやっており猫の数が増えている
- 悪臭やハエなど、周辺の生活環境に被害がでている
もし、当てはまる方がいれば、飼い主に別添のパンフレットを紹介するなど、責任を持って飼えるようにサポートをしてください。また、ご心配な場合は早めに下記の相談先へご相談ください。
猫に関する相談窓口
埼玉県動物指導センター南支所
住所:埼玉県さいたま市桜区在家473
電話:048-855-0484
( 伊奈町役場公式ホームページより引用 )